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ケアンズから狙えるバラマンディー
(2007年5月15日発売のソルトワールド誌”ケアンズから吹く風”からの抜粋)


ケアンズからのルアーフィッシングは基本的に半日コースと1日コースがある。まず、半日コースは時間的な問題からポイントはケアンズ湾(インレットとも呼ばれている)。1日コースのように行き帰りにそれぞれ1時間もかけて移動しているわけにもいかないからね。で、ここインレットとは完璧な海水域で当然干満の差が顕著に現れる。つまり、ルアーフィッシングの場合(ストラクチャーが出てくる)干潮寸前がいい時間帯なので、もし釣り師の時間的な要求で午前か午後の半日ツアーを行っても干潮がいつもツアー中にあるわけではない。ましてやツアー中に満潮だったりすると結構しんどい釣りとなる。でも、海水域だけあり、バラがでれば(でれば!)マアマア大きいんだ(餌釣りだったらメーターオーバーは当たり前)。その他、GTとかマングローブジャック、マゴチ等となる。ただし、前々回書いた通り、ここは全域それはそれは痒い虫――サンドフライ天国。気をつけないとあとで大変なことになる。特に、半日コースに来るお客さんは時間の少ない新婚さんが多い。つまり、なにも知らない奥さんは虫の餌食に。でも、ここは場所が近いだけあって時間の無い人には丁度いいかもしれない。もちろんいい潮で釣れればの話。普通は期待しない方がいい。ゼッ好調時に1日やってもお客さんが釣れるバラはせいぜい3匹かな。筆者も1,2回ここで1日コースしたことがある。理由は雨季に他の河川が氾濫したため。そうでなきゃ来ないな。

そして、やっぱ1日コース。(それぞれの河川の名前の後にAustraliaといれてGoogle地図から検索するとそれこそひとっ跳び!!)

まずはケアンズより南下してマルグレーブ川(Mulgrave River)。ケアンズから一番近い(釣りという意味で)川でボートを降ろす場所まで車で40分。ボートを降ろしそこから河口まで全開で10分。上流部までは30分以上いけるところまでというとこか。上げ潮時には河口域でGT釣ったり、クイーンフィッシュ釣ったり、マングローブジャックも当然かな。上流部ではスーティーグランターやジャングルパーチ(JPという)。マングローブジャック(MJという)も良く釣れる。バラもでるが数は少ないか。でもでれば淡水域にもかかわらずそこそこ大きい。60cmオーバーはいくかな。ここの特徴は大雨で他の河川が濁流になってもすぐにはここは濁流にはならない。それに大雨で増水したときは逆にスーティーやJPはよく釣れるんだ。数で言えば10や20当たり前。それもトップで。その上、上流部はカユイのいないしね。川の水もきれいで釣りをしてて非常に気持ちのいい川だ。周りの景色はジャングルそのもの。でも、その向こうはサトウキビ畑だけどね。乾季になると水量が少なくなりあまり上流部には上れなくなる。これは潮しだい。大潮の満潮時はOK。

次はラッセル川(Russell River)。ボートを降ろす場所までケアンズから50分。そこから河口まで全開で10分。上流部までやはり30分以上行けるところまで。河口はマルグレーブ川と合流しているため釣りはおんなじ感じ。上流部ではスーティーやJP。バラもでる。サイズはそれこそ大から小まで。雨季の最中増水している時がいい。基本的に上流部はゴロタの岩場なので増水していないと上れないんだ。だから行けるときにいった方がいい。いろいろなものを小さめポッパーでパコパコ釣りながら要所要所でバラを攻めるやり方が一番。何箇所かで大きな支流と合流している場所がありここがバラの絶対ポイント。奴は必ずそこにいる!ってね。ただし、途中で橋があり増水時に橋げたとのギャップが少なくなると大変だ。数年前だったか水面と橋げたとの差が40cmくらいしかなく橋をくぐれなかった。しょうがないんでまず船の栓抜いて船を半沈させた。次に船底に仰向けになり足で橋げたの下側を蹴りながら船を押し下げエンジンをかわして橋げたをくぐったこともある。それこそ釣りたいの一念!できないことはない。なんでもできる。

こんどはジョンストン川(Johnstone River Innisfail)。ここは北と南の2本あり、筆者は北がメイン。ケアンズから南に約100kmのInnisfailという場所にあり、車で1時間チョットの場所。ここは昨年大型台風で大打撃を受けた場所。ここのボートを降ろす場所は市内にあり、なんか忘れ物した場合にはすぐに調達できる。トイレもきれい。河口まで全開で10分。ここではGT、MJとバラがでる。サンドフライも多いので要注意。でも楽しい場所。何箇所か島もあり上げ潮時、下げ潮時それぞれポイントがある。さて、上流部。40分以上は走ろう。ここは結構テクニカルコースでどこに何(岩とかがれ場)があるか知らないと走れない。乾季では満潮時を狙って入るしかない。もちろん、雨季の増水時は関係ないが。上流部ではスーティー、JPとMJ、そしてバラ。大から小まで。最大は今のところ75cm。でもテリーさんはトローリングだけど生涯一という130cmオーバーをかけてばらしている。何しろどんな魚でも数が出るから楽しい場所。ノッテル日には全種合計50匹以上いく。私のお客さん(たった一人)が釣ったバラの最高記録は1日9匹(55〜75cm)。

そしてでました、デイントリー川(Daintree River)。今度はケアンズから北110kmの場所にあり時間的にも車で1時間半はかかる。結構時間かかるのは途中の道がかなり曲がりくねっていてイニシャルDクラスだからだ。ボートを降ろす場所は海水域に近い場所と上流部の2箇所ある。雨季には上流部でボートを降ろし、乾季には下流部で降ろす。上げ潮に海水域で釣りをすると面白い。GTはでかいしクイーンフィッシュもでかいのがはいってくる。バラも出ればでかいし楽しい。でもカユイ奴にはやはり要注意だ。さて、上流部。行けるところまで行って流しながら下りてくる。面白いのは釣れるのは80%以上バラ。他はあまり釣れない。というか、ここはバラが多いんだ。サイズは大から小まで。筆者のお客さんの上流部最大のバラは82cm。小さいのは10cm。これでもバラかねっていうスモールサイズだ。でも、釣ったルアーは同じサイズ!!イッチョ前にジャンプしたんだよ!あと、釣れるとすればMJ,JP。でかいGT(10kgサイズ)も釣ったことがあるって聞いたことあるけど、筆者はまだ無い。数でいえばバラのみで10匹以上軽くいくこともある。最高記録はバラが1日27匹。でも、もし魚の調子が悪くてあまり釣れない場合は何もなし。つまりボーズ(でもこれはバラだけの話しで多魚種は釣れる)。あまりないけどね(この数年間で1回だけ)。

最後はデカバラの聖地、ティナルー湖(Lake Tinaroo)。ここは雨季に他の川が全部濁流と化した時にいく。チョイスが無いからね。か、もしくはお客さんが絶対デカイのが欲しいといったときにいく。その時でも必ず、出たらでかいが出ないとナシよ、普通は出ない、とお客さんに納得の上行く。ここは当然リザーバーのため水に流れが無い(もちろん、風とかの影響ですこしはある)。それに魚もでかいからモノに隠れているようなものを釣る釣りじゃない。狙いどころが無い、だから、むずかしい。やり方は朝夕のマズメに浅場に上がってくるのを待つしかない。シャローフラットをさがしてそこにキャストする。それだけ。でもたまに出るんだよね。奴は。だからやめられない。写真はここ参照。

と、こんな感じでケアンズ域での代表的なポイントをあげたが、もちろんこればかりでなく他にもいろいろある。しかし、どちらにしろ乾季時には川を選択するためのその時の明確な理由はない。雨季にどの川が氾濫して濁流になっているかだけ。あとはお客さんしだいで何が釣りたいかで決まる。とにかくバラが欲しいという人は北に行くし、ルアーでいろいろな魚を数釣ってバラも出ればそれも良しと言う人には南にいく。リスク覚悟の上デカイのをと言う人はティナルー湖となる。

 


 
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